感情をぶつけ合う！LA発祥のクランプダンスとは

こんにちは！札幌ダンススクールリアンの池田いくみです。

アメリカのロサンゼルス発祥のクランプ。

子どもたちを犯罪の道に進ませないために生まれたダンスとされています。

ほかのジャンルと比べると、なじみのない人も多いのではないでしょうか。

今回はクランプについて、特徴や歴史、代表的な技を紹介します。

KRUMP（クランプ）とは？

クランプとは、ヒップホップダンスから派生したジャンルの一つで、別名で「クラウニング」「クラウン・ダンシング」とも呼ばれています。

KRUMPは、Kingdom Radically Uplifted Mighty Praiseの頭文字を取った略称です。

日本語に訳すると、以下を意味します。

クランプは相手を威嚇したり、攻撃的な踊りをしたり、体全体を大きく使いながら感情をむき出しにして踊るのが特徴です。

パフォーマンスというよりはバトルダンスという意味合いが強く、主にダンスバトルで多く見られます。

クランプはアメリカ・ロサンゼルスのサウス・セントラルで生まれました。

発祥したとされる1992年頃は治安がとてもひどく、多くの若者が犯罪やドラッグに手を染めてしまっている状態だったそうです。

そんな悪い環境から子どもたちを守るために動いたのが、元ドラッグディーラーのTOMMY THE CLOWN （トミー・ザ・クラウン）でした。

トミーは出所後、過酷な環境で生きる若者たちにダンスで楽しませようとピエロの格好をし、ヒップホップをベースにしたクラウンダンスを披露します。

クラウンダンスを見た若者たちはまねをし、やがて大人たちにも広がっていき、KRUMPというダンスに発展していきました。

クランプの技の種類は、以下の3つです。

ストンプは地面を踏みならす動作です。

クランプで取り入れられるストンプは、地面に置いてある空き缶を真上から踏みつぶすようなイメージです。

チェストポップは胸を弾くように突き出す動作です。

段階をつけて弾くスピードを調節するなど、アクセントやアレンジ次第で、さまざまな印象を作り出せます。

アームスイングは腕を振り下ろす動作です。

アームスイングはほかの技の中でもっとも体力を消耗するため、筋力と持久力が必要です。

クランプは技を競い合うというよりは、お互いの感情をぶつけ合うイメージといえます。

アグレッシブな印象から、なんとなく女性には難しいのではと思う人もいるかもしれませんが、女性クランパーもたくさんいます。

気になった人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

初心者限定札幌ダンススクールリアンの池田いくみでした。

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