こんにちは!札幌ダンススクールリアンの池田いくみです。
時代の流れとともに、進化を遂げながら発展していくダンス。
ダンスの歴史は長く、言葉を交わさずにコミュニケーションを図れるツールとしても、古くから活用されてきました。
今回はダンスの歴史について解説します。
ダンスはいつから始まった?ダンスの起源
ダンスの起源は、文明が誕生する前から存在していたと考えられています。
ダンスの目的は豊作を祈るため、出産の痛みをまぎらわすためなど、さまざまな説がありますが、現在も具体的な理由は解明されていません。
文献として残されている最古のダンスは古代エジプトの壁画といわれており、その壁画には、エジプト人の女性が音楽に合わせてダンスしている姿が描かれています。またベリーダンスのルーツにもなったという一説もあります。
ジャンルという認識が生まれる
ダンスが誕生した当初はジャンルという認識はありませんでしたが、世界中でオリジナルのダンスが発展していく中で、徐々にジャンル分けがされていきます。
異なる種類のダンスがどのようにジャンルとして区別され、派生していった経緯はわかっていませんが、古くから人々はダンスをジャンル分けしていた記録が一部残されています。
推古天皇の時代に中国から日本に伝わってきた、音楽と演劇をミックスさせた「伎楽(ぎがく)」という踊りが、ジャンル分けされていたことがわかる例の一つです。
伎楽という名称で記録されていたということは、この当時からダンスにジャンルという認識があったことがわかるでしょう。
現代のダンスに至るまで
ダンスは人々の願いや祈りを神様に伝えるツールとして生まれたとされていますが、次第に労働や戦争中の士気を高めるため、宮廷で王様を楽しませるためなど、お金を稼ぐ方法の一つとして定着していきました。
しかし現代では、ダンサーは職業としてはもちろん、アーティストという認識も強い印象があります。
アーティストという認識が強まったきっかけは、バレエが生まれたことです。
もともとバレエは豪商や貴族の宴会の余興として踊られていたものですが、17世紀になると活躍の場は劇場へと移りました。
そして18世紀には、伝統や権威に反発し自由で神秘的なものを重んじるロマン主義の強い影響を受けた「ロマンティック・バレエ」が生まれます。
次第にダンスは芸術という文化的な意味合いを強く持つようになり、現在はアートの一つとして広く認識されています。
まとめ
ダンスの歴史は深く、もともとは宗教的な要素の強いものでした。
時代の移り変わりとともにお金を稼ぐツールとして踊られるようになり、現在では職業的要素に加えて、一つのアートとしても知られています。
今後、どんなダンスが誕生して発展していくのか、歴史を追ってみるのも楽しいかもしれません。
初心者限定札幌ダンススクールリアンの池田いくみでした。
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