こんにちは!札幌ダンススクールリアンの池田いくみです。
YouTubeやTikTok、インスタなどで、ダンス動画が流行っていますね。
端正な顔立ちのK-POPアイドルも多く、そうした方々に憧れてK-POPダンスに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
しかし、「K-POPダンスってなに?」と聞かれると、意外とすんなり答えられないという方もいるでしょう。
そもそもK-POPダンスとは何なのか、JPOPとの違いやK-POPが人々を魅了する理由まで深堀していきます。
目次
K-POPダンスってそもそもなに?基準やボーイズとガールズの違い
K-POPというのは、「コリアンポップス」の略称。
韓国生まれの大衆音楽ということですね。
キレのあるダンスや複数人でのフォーメーションなど、見ていて気持ちの良いダンスが魅力的です。
実は、K-POPというのはボーイズとガールズにジャンル分けすることができ、それぞれに特徴や魅力があります。
スタイリッシュでシンクロした振り付けが印象的なボーイズK-POP
BTSやSEVENTEEN、Stray Kidsなどイケメンぞろいのグループが多いボーイズK-POP。
彼らのダンスを見てみると、グループ全員の振り付けがシンクロしたものや、スタイリッシュな身のこなしが印象的なダンスとなっています。
シンクロしているだけでなく、無駄のないフォーメーションのチェンジやオリジナリティあるキャッチーな振り付けも魅力のひとつです。
カワイイだけでなくセクシーさもあるガールズK-POP
TWICE、BLACKPINK、LE SSERAFIM、IVEなど、目鼻立ちのくっきりとしたメンバーがそろったグループ多いガールズK-POP。
軽快なテンポで可愛らしい曲が多いイメージですが、ヒップダンスなどのセクシーな印象を与えるダンスも魅力的です。
ボーイズK-POPと同様、シンクロした動きや見栄えのよいフォーメーションが多い印象で、見ていて爽快さを感じる要素でもあります。
特有の魅力!K-POPダンスが人々を魅了する理由とは
日本でも人気の高いK-POPダンスですが、なぜそれほどに人々を魅了しているのでしょうか。
その理由は、K-POPが持つ特徴に隠されています。
K-POPダンス特有の魅力や特徴を確認し、なぜK-POPダンスが魅力的なのか、解明していきましょう。
K-POPダンスの特徴① 踊りの自由度が高く、難易度がさまざま
もちろん、アーティストによっては難易度の高い振り付けを取り入れていることも多く、それらのダンスは習得する難易度も高いでしょう。
しかし、なかにはTWICEの「TT」のように、気軽に踊れる振り付けもあるので、難易度が低いものから高いものまで、いろいろな種類があるのがK-POPだと言えます。
ダンスの経験がない初心者の方、これからダンスを習いたい方なども、気軽に踊れる楽曲を選んで練習をすれば、比較的すぐに習得できるでしょう。
K-POPダンスの特徴② 腰を回すなどの振りで、ダイエット効果も期待できる
ダンスですから全身を動かすことになりますし、腰を回したり振ったりというダンスが多いので、ダイエット効果に期待できるという側面もあります。
特に印象的なのは、日本でも活躍したKARAというグループの「ミスター」という楽曲。
ヒップダンスと呼ばれるお尻を振るようなダンスが人気を博しました。
こうした振り付けが多い楽曲を選んで真似するだけでも、ウエスト回りのダイエット効果が期待できるかもしれません。
K-POPダンスの特徴③ キャッチーで斬新なダンスが多い
先ほども紹介したKARAのヒップダンスや、TWICEのTTダンスなど、とにかくキャッチーな振り付けが多いというのも、K-POPダンスの特徴です。
少し難易度は上がりますが、BTSの「ダイナマイト」という楽曲にも、サビの部分で特徴的な振りがついています。
筋肉を弾くという意味で「ポッピンダンス」と名付けられていて、着ているジャケットを弾くなどファッションと融合したダンスも印象的です。
こうしたキャッチーなダンスは踊っているだけで楽しいですし、K-POPダンス特有の魅力とも言えますから、K-POPダンスを楽しむ醍醐味ともいえるでしょう。
K-POPダンスの特徴④ さまざまなジャンルの“いいとこ取り“をしている
K-POPというのは、ヒップホップだけでなく、ジャズやストリートなど、いろいろなジャンルのダンスが混ざり合っています。
これによりK-POPの独特な世界が作られていますし、キャッチーな振りも生まれるわけです。
スタイリッシュさ、可愛らしさ、カッコよさ、セクシーさ、こうしたものの融合を楽しめるのも、K-POPならではの魅力なのです。
なにが発祥?K-POPダンスは韓流ドラマや韓流アイドルが火付け役
今では日本の音楽シーンで欠かせない存在となっているK-POPですが、その発祥や流行のきっかけはどこにあるのでしょうか。
まず、最初に韓流のブームが日本に訪れたのは、韓流ドラマの流行です。
ペヨンジュンさん演じるヨン様が人気を博し、「冬のソナタ」という韓流ドラマが日本で一大ブームとなります。
これが第一次韓流ブームとも呼ばれるもので、現在の韓流ブームにつながる「韓流ブームの火付け役」ともいえる出来事でした。
そこから韓流のブームは若者にも浸透していき、日本で韓流アイドルが人気になります。
日本のポップソングをJPOPと呼んでいた流れもあり、韓国のポップソングということで、K-POPと呼ばれるようになりました。
今では韓流ドラマ以上に人気がある韓流アイドルですが、もとは韓流ドラマの人気に後押しされて日本に上陸した文化だったのです。
こうした背景があるので、「両親が韓流ドラマにハマっていて、そこから自分も韓流アイドルに興味を持った」という方も多くいらっしゃるはずです。
JPOPとK-POPはどこが違う?K-POPはもとから世界を視野に入れている
ここで少し、K-POPとJPOPの違いを見てみましょう。
ここの違いを見ることで、「なぜ日本でK-POPが人気なのか」という理由がより見えてくるかもしれません。
まず大きな違いとして挙げられるのは、「世界向けに制作するか、国内向けに制作するか」という違い。
K-POPグループは韓国国内だけでなく、日本など国外への受けも狙うため、ダンスや楽曲そのものの完成度が高めというのが特徴。
だからといってJPOPの完成度が低いということではなく、演歌やロックといった日本人好みの楽曲も多く、国内向けに作成されることが多いというのが、JPOPの特徴です。
また、K-POPアイドルはSNSを活用した独自のコンテンツに力を入れる一方、JPOPアイドルはテレビの出演やライブなどに力を入れる傾向にあります。
K-POPは国外向けの制作、JPOPは国内向けの制作という特徴を挙げましたが、これは国内の人口によるものでもあるでしょう。
日本の人口は1億人以上いる一方、韓国の人口は5000万人ということで、日本の半分以下にとどまっています。
これにより、韓国の場合には国内向けに制作をしても売り上げは高が知れており、国外向けに制作をした方が高い売り上げを見込めるため、最初から国外向けに制作をしているという考察もできるでしょう。
K-POPを上手く踊るには?初心者にこそ知ってほしい、経験者との違い
これからK-POPを習いたい方、独学でK-POPを練習している方など、K-POPへの触れ方は人によってさまざまでしょう。
特にはじめたばかりの頃というのは、「1曲踊り切るとヘトヘト」「PVの真似をしてみるけど思うように体が動かない」といった悩みがつきものです。
K-POPダンスについて、経験者と初心者の違いはどこに出るのか、確認していきましょう。
経験者との違い① 踊り切る体力がついているか
K-POPに限らず、ダンスというのは普段は行わない動作の連続です。
人によっては普段使っていない筋肉を使うことにもなり、1曲踊るだけでヘトヘトになってしまうという方もいるでしょう。
また、初心者のうちは要らないチカラが入っている場合もあり、必要以上に体にチカラが入っている状態で踊っていることもあります。
「1曲を踊り切る体力」というのは、経験者と初心者で差が出やすい部分でしょう。
こればかりは慣れることが唯一の方法となるでしょうから、地道に経験や練習を重ねて、体力をつけて行きましょう。
経験者との違い② リズム感覚が身についているか
もともと音楽の経験がある方であれば、多少はカバーできる部分かもしれません。
未経験の方であれば、複雑な振り付けをリズムやテンポに合わせてこなすだけでも、かなり難易度が高いはずです。
カウントに合わせて踊ろうとしても、カウントよりも早く踊ってしまったり、頭で考えている間にカウントに追い越されてしまったり、うまくカウントに合わせられないこともあるかと思います。
まずは振りを覚えるところから、音楽を意識した練習も必要ということですね。
経験者との違い③ ポージングが上手く決まらない
K-POPアイドルのPVなどを見ていると、時折ポージングをするタイミングがあります。
激しい振り付けのなかにポージングがあると、緩急ができてカッコよくなりますよね。
こうしたポージングも振りの一つですから覚える必要があるわけですが、なぜかポージングがカッコよく決まらない、上手く静止できないということもあるでしょう。
これも初心者にありがちな悩み。
参考にしたいPVなどをよく観察し、身体のどの部分に体重がかかっているのか、角度はどれくらいついているのかなど、特徴を読み取ることが必要です。
K-POPダンスの“基礎力”を付けるには?初心者がやるべき練習とは
さて、前章では経験者と初心者の違いを解説してきました。
ここからは、初心者の方が少しでも経験者に近づけるように、どのような練習をすればよいのか、解説していきます。
K-POPの基礎となるチカラをつけて行きましょう。
音楽に合わせて身体を動かし、ダンスに慣れていく
好きな音楽を聴きながら、自由に身体を動かしてみましょう。
「トレーニングをしよう」「振りを覚えなきゃ」など、義務的になると嫌になってしまう可能性もあります。
好きなように身体を動かしているうちに、ダンスを踊るための体力もついていくはずです。
普段から音楽に触れる機会を増やすことで、リズム感覚を養うことにも繋がるでしょう。
PVなど参考になる動画を観察し、ポージングを習得する
カッコよいポージングができるようになると、それだけでダンスとして様になるでしょう。
表現する幅の広がりにもつながるので、ポージングの習得は必須といえるほど重要です。
特定のポージングを真似する場合には、参考にできるPVなどをよく観察し、手や足の角度はどれくらいか、目線はどこを向いているか、体重はどこにかけているか、少しでも多くの情報を読み取りましょう。
日常生活にはない動き、アイソレーションの習得
アイソレーションというのは、ある特定の身体の部位だけを動かすというもので、日常的な動作にはないことから、難易度が高い技術です。
しかし、首や胸、腰など、ひとつの部位だけを動かすような振りができたら、セクシーさやスタイリッシュさなど、表現できるものが増えていくでしょう。
難しい反面、ダンスの幅を広げてくれる技術のひとつですので、地道な練習を重ねることで、少しずつ自分のものにしていきましょう。
【K-POPダンスとは】韓国発祥の大衆音楽、初心者からでも上達可能|まとめ
JPOPは国内向けに制作されている一方、K-POPは世界向けに制作していることで、キャッチーでよりレベルの高いダンスが魅力になっています。
日本に浸透したきっかけは、「冬ソナ」から始まった韓流ブームで、そこから若者にも韓流の波が押し寄せ、K-POPアイドルの人気に火が付きます。
実際にK-POPダンスを踊る際には、体力やリズム感覚、ポージングのうまさなどで経験者と初心者の差が開くので、そのあたりの上達を目指した練習が効果的でしょう。
「トレーニングをしなきゃいけない」「振りを覚えなきゃいけない」といった義務感に追われると、一気にダンスが嫌いになってしまう可能性もあります。
日常のなかに音楽を取り入れたり、好きな音楽に対して何気なく身体を揺らしてみたり、ストレスにならない練習を積み重ねることが大切ですね。
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