こんにちは!札幌ダンススクールリアンの池田いくみです。
ダンスを習得するというと、スクールに通ったりサークルに入ったりというように、誰かに習うという形を検討しがちですよね。
しかし、自分の強い気持ちさえあれば、独学でダンスを上達させていくことも可能です。
独学でダンスを練習する際に必要なことは何か、よりよい策はないのか、検討していきましょう。
目次
ダンス初心者が独学で学ぶことは可能?メリットもデメリットもある
もちろん、ダンス初心者の方が独学で上達を目指すことは可能です。
しかし、独学をすること自体にメリットがある一方、デメリットがあるということも事実です。
メリットとデメリットを比較して、本当に自分に向いている学習の方法なのか、確認していきましょう。
ダンスの独学・メリットとは|自分のペースで費用をかけずに学べる
やはり最大のメリットは、スクールやサークルに属していないので、自分のペースで練習を進めていくことができる、ということでしょう。
周りのペースに合わせることで、「周りに着いていくので精一杯」という状態になってしまう可能性もありますから、マイペースで練習を進めることができるのは、かなり大きなメリットです。
また、スクールに通うことがないので、月謝などの費用が掛からないことも魅力です。
練習着とシューズがあれば十分なので、最低限の費用で始められますね。
誰からの影響を受けることもなく「自分の思うままに踊れる」ということも言えるので、その分オリジナリティのあるダンスが身に着くでしょう。
ダンスの独学・デメリットとは|挫折しやすく練習場所の確保も難しい
マイペースで練習ができるというのはメリットなのですが、練習の仕方によっては「いくら練習しても上達しない」「練習を継続できない」という悩みに陥る可能性もあります。
そのため、スクールやサークルに混ざって練習をするよりも、挫折しやすいと言えるでしょう。
また、指導してくれる相手がいないということになるので、上達のスピードが遅くなってしまう、ということも言えそうですね。
その辺りは、どうしてもスクールやサークルに通っている方々には敵わない部分でしょう。
自宅の練習することができる場所があればよいですが、広く使える部屋がないとすると、公園などで練習をすることになります。
ひと目があるところで堂々と練習することができるか、という部分もデメリットと言えますね。
独学でダンスをはじめるとしたら?オススメのジャンルとは
独学でダンスをはじめる際、どんなジャンルのダンスを選ぶべきなのでしょうか。
オススメのジャンルをいくつか挙げていきます。
【ヒップホップ】
ダンスジャンルのなかでも有名なジャンルですが、振付の自由度が高いため、オリジナリティある振り付けも含め、親しみやすいジャンルです。
ひと言で「ヒップホップ」と言っても、さらに細分化することができ、ニューヨーク風やヨーロッパ風、アンダーグラウンドヒップホップなど、様々な種類があります。
【ジャズ】
ヒップホップよりも難しくなりますが、その分、自由度も増している印象なのが、ジャズダンスです。
身体の芯を意識して踊るのが基本なので、リラックスした状態で踊ることの多いヒップホップと比べると、身体の姿勢の良さも求められます。
【K-POP】
その名の通り、韓国のヒップホップミュージックに合わせて踊るのがK-POPで、一糸乱れぬフォーメーションや、キャッチーな振り付けも魅力。
キレのある振り付けも多いので、最初は難しく感じることも多いかもしれません。
独学で練習をするには何を意識する?基礎的なポイントはコレ
さて、実際に独学でダンスの練習をする際には、どのようなことに意識を向けることが大切なのでしょうか。
まずは基礎的なポイントを見ていきます。
ポイント① 筋トレやストレッチを欠かさない
激しく動くダンスであればあるほど、筋力や柔軟性を求められていくでしょう。
筋力がないことでポーズを保てなかったり、柔軟性が低いことで負荷のかかる動きに耐えられなかったり、何かと不便な場面が多くなるはずです。
また、身体を鍛えることで体力がつきますから、課題の曲をフルコーラスで踊り切る体力を身につけるためにも、筋トレやストレッチは必要です。
ポイント② 体幹を鍛える
ダンスの振り付けのなかには、あるポーズをとった状態で制止する場面も出てきます、
そんなとき、複雑なポーズであればあるほど、体幹を使う必要が出てくるはずです。
キレのある動きや複雑な身体の動きに耐えられるよう、体幹を鍛えることもオススメします。
ポイント③ 参考にする動画や本を決める
独学で勉強していくので、指導してくれる相手がいません。
よって、お手本となるような動画や本を手元に置いておくことで、観察しながら練習することでき、これが指導者の代わりのような存在になってくれます。
ダンスのステップなどを細かく解説している動画や、ダンスの基本的な部分を解説した本など、「これを参考にしよう」と1つや2つ決められると良いですね。
ポイント④ とりあえず踊ってみる
とりあえず踊ってみる、ということも大切です。
練習を続けていくモチベーションを保つためにも、まずはダンスの楽しさを知ることが大切ですので、自由に踊ることでダンスの楽しさを感じましょう。
ポイント⑤ カウントやアップダウンなど、最低限の知識を入れる
カウントやアップダウンなど、ダンスに必要とされる最低限の知識は理解しておきましょう。
レッスン動画や本を参考にする際にも、そのような用語を用いたアドバイスがあるかもしれません。
基本的なステップを習得するためにも使うので、ダンスをやるうえでは必須の知識です。
ポイント⑥ アイソレーションなど基礎の練習を怠らない
身体の部位を、それぞれ独立させて動かせるように練習するのが、アイソレーションというトレーニングです。
一つ一つの部位を動かせるようになれば、それだけ動きの自由度が増すということになるので、より思い通りに身体を動かすことができるようになる、ということです。
また、音楽に合わせて身体を動かし、リズムの取り方を覚えるための、リズムトレーニングというのも大切。
独学で学んでいくからこそ、こうした基礎的な練習は怠ってはいけません。
より早く上達させるには?ダンス初心者が気を付けるべきこと
マイペースでできることは、独学で学んでいくことの大きな魅力です。
しかし、ダラダラとした練習になってしまう危険性もあるので、自分を律する意識を持って練習していく必要があります。
独学だからこそメリハリのある練習が大切だということですが、より早く上達していくためにはどのような意識が必要なのか、確認していきましょう。
近い将来の目標を決めて取り組む
「コンテストで優勝する」「○○か月後にはこの曲を踊れるようにする」など、大きな目標を立てることもよいでしょう。
しかし、それだけだと日々のモチベーションが保たれないかもしれません。
そのため、「1週間でこのステップを覚えよう」など、近い目標を少しずつ立てていくことで、よりモチベーションが保ちやすい環境ができるはずです。
自分に合う練習を選ぶ
自分が初心者であるということを忘れずに、初歩的な部分から少しずつ練習をしていきましょう。
早い上達をしたいからと、いきなり上級者向けの練習に取り掛かっても、上手くできなかったりついていけなかったり、挫折の理由に繋がってしまう可能性もあります。
初心者であるうちは、基礎的な部分を鍛える練習や筋トレなど、体力をつけるところから頑張っていきましょう。
必要に応じ、スタジオを借りるなどして環境を整える
独学で学ぶわけですから、練習の場は自宅がメインになるはず。
しかし、自宅にいればいつでも休めますし、「掃除をしなきゃ」「あのドラマまだ見てない」など、他のことに気が散ってしまうことも多いでしょう。
そのため、公園に行ってみたりスタジオを借りてみたり、自宅以外の練習の場を作ることで、環境を整えてみることも大切です。
誰かのマネをしてみる
自分が憧れるダンサーやアーティスト、自分が習得したいダンスを踊っている方を参考に、その方のダンスをマネしてみるということも大切です。
「目線はこの角度だな」「ここで強弱をつけているな」など、盗めるテクニックがないか観察してみましょう。
自分のダンスを撮影し、客観的に見てみる
自分が踊っている姿をスマホなどで撮影し、客観的に見てみることも大切です。
上手くできていると思っていた箇所が上手くできていなかったり、新たな改善点が見つかったり、ダンスの上達により良い影響が出てくるはずです。
もしダンス仲間がいれば撮影してもらったり、アドバイスをし合ったり、相乗効果にも期待できますね。
独学は継続が難しい?ダンスの練習を習慣化するためには
決まった時間にスクールに通ったり、みんなで時間を合わせてサークル活動を行ったり、周囲の人たちと切磋琢磨する環境がないからこそ、独学でダンスを学んでいくことは難しいコトなのです。
では、継続が難しいと言われている中でどのような対策をすれば習慣化できるか、ポイントを解説していきます。
習慣化のポイント① ダンスを楽しむ
ダンスを楽しいと思えないと、なかなか練習を続けることはできませんよね。
そのため、まずは「ダンスを楽しもう」という意識を持つことが大切です。
「練習しなきゃ」ではなく、「今日も練習の時間が楽しみだな」と思えると、ダンスの練習が自然と習慣化されるはずです。
習慣化のポイント② SNSの非公開アカウントで記録
ダンスの練習風景をアップするためだけのアカウントを作り、そこに練習の風景をアップしていくというのもオススメです。
すべての人が見られる状態だと、「恥ずかしい」といった気持ちや誹謗中傷の源にもなってしまうので、非公開のアカウントにアップしていけば、自分だけが見られる状態で使用することができます。
映像を記録することができるので、メモだけでは補えない“動きのメモ”をとる目的で使用できます。
習慣化のポイント③ ダンスに触れる時間を増やしていく
まとまった時間を確保できなくても、スキマ時間でリズムトレーニングをしたりアイソレーションをしたり、その時間でできる練習を積み重ねていきましょう。
少しの時間でも「ダンスに触れる時間がある」ということに価値があるので、スキマ時間を見つけて積極的に練習していきましょう。
習慣化のポイント④ ダンスノートを作って、反省や目標を記す
練習中に思ったことや、反省のポイント、より精度を上げるために気が付いたことを、ノートにまとめていきましょう。
次の練習の際に見返すことができれば、反省や気が付いた点を意識しながら練習に取り掛かれますし、1回の練習で1つのメモを残すようにすれば、メモの量が積み重ねてきた練習を思い出させ、「ここまで頑張ってきたんだな」と、これまでの成果を感じることに繋がります。
習慣化のポイント⑤ ダンスバトルなど、イベントに参加してみる
まったくの初心者であれば難しいかもしれませんが、慣れてきたらダンスに関するイベントに参加してみるのもいいですね。
独学であれば、練習も1人で行うことが常になり、誰かと意見交換をすることも少ないでしょう。
そんななか、イベントに参加すれば、他の方と意見交換をしたり他の人の表現に触れたりすることで、新たなインスピレーションを受けることができるはずです。
ダンスをはじめるときに揃える道具は?独学なら最低限の準備でOK
ダンスをはじめる際には道具を揃える必要がありますが、揃える道具が最低限のもので済むというのも、独学で学ぶ際の大きなメリットです。
具体的にどのようなアイテムを揃える必要があるでしょうか。
まず1つ目は、全身が収まる大きな鏡。
動きの一つ一つや細部の動き、目線の角度など、隅から隅まで確認ができる鏡が必要です。
2つ目は、ウェアとシューズ。
練習では人前に立つわけではないので、衣装を着る必要はありません。
動きやすいジャージなどで良いですし、シューズもスポーツ用の内履きなどでOK。
3つ目は、練習場所。
自宅に練習ができる十分なスペースがあればよいですが、無い場合には、公園で行ったりスタジオなどを借りたりする必要があります。
人の目が気になる場合には、公園ではなくスタジオを借りることをオススメします。
4つ目は、参考になる資料。
レッスン動画や好きなアーティストのPV、基礎からまとめてある本でもよいでしょう。
ステップや動作の確認など、丁寧に解説してくれているコンテンツを選べるといいですね。
独学もいいけど、上達が早いのはやっぱりダンススクール
もちろん、独学でダンスの上達を図ることもできますが、上達にスピードを求めるのであれば、やはりダンススクールに通うことがオススメです。
より具体的に、ダンススクールに通うメリットを見ていきましょう。
ダンススクールに通うメリット|人脈形成や講師の存在など
まず、ダンススクールに通うことで、新たな人脈の形成につながる、というメリットがありますね。
今までは関わったことのない方々と出会い、ダンスを通じて仲良くなるわけです。
ダンスから始まった人のつながりが、プライベートを豊かにする関係性になることもあるかもしれませんね。
スクールに通うということは、分からないことや疑問に思うことがあれば、講師にすぐに聞くことができるというのも、大きなメリットです。
気になったことがすぐに解決する環境があるというのは、大変嬉しいことですよね。
ダンスに通うデメリットもある?|費用や人前で踊る恥ずかしさなど
メリットが多いダンススクールですが、費用がかかったり人前で踊ることに緊張したり、デメリットがあることも確かです。
独学であれば月謝はかかりませんし、人前で踊ることが恥ずかしいと感じているのであれば、思い切り練習ができず、逆に練習に打ち込めずに上達が遅くなることもあるかもしれません。
そうした場合には、独学にしたりマンツーマン指導を希望したり、自分に合った方法を検討する必要もあるでしょう。
初心者が独学でダンスをはじめても上達できる?コツや意識する点|まとめ
結論、初心者の方が独学で練習を始めた場合でも、ダンスの上達に期待することができます。
しかし、練習場所の確保や基礎的な知識を身につけることなど、独学で学んでいくことが逆に負担になってしまうこともあるかと思われます。
そうした際には、やはりダンススクールの利用を検討することも必要でしょう。
ダンススクールに入会すれば、新たな人脈形成のもと、周囲の方々と切磋琢磨したり講師からアドバイスをもらったり、独学では得られないメリットがたくさん得られます。
人前で踊ることが恥ずかしいといった場合には、マンツーマンの指導を希望するのも良いでしょう。
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