こんにちは!札幌ダンススクールリアンの池田いくみです。
世界的な大会が注目を浴びることも増え、ダンス業界は盛り上がりを見せていますよね。
そんななか、「ダンスを習ってみようかな」「子どもをダンスのレッスンに通わせたい」など、自身や身の回りの人がダンスに興味を持つことも多いはず。
しかし、その場合には、「どんなジャンルがいいのかな」「初心者ならヒップホップ?でもレゲエとかブレイキン(ブレイクダンス)にも興味がある」など、どんなジャンルのダンスが自分に適しているのか、よくわからないということもありますね。
ここでは、自分に適したジャンルを選ぶこととともに、有名なダンスのジャンルを一覧にして紹介していきます。
目次
- 1 【基準が大事】どんな理由でジャンルを選ぶのか|続けて楽しむために
- 2 ジャンルを網羅!ダンスにはどんなジャンルがあるのか|ジャンル一覧
- 2.1 ヒップホップダンス|明確な定義はないが、フリースタイルの要素もある
- 2.2 ジャズダンス|選曲の幅が広く、バレエの動きもみられる
- 2.3 ロックダンス|1970年代ころに流行った、手の動きがメインのダンス
- 2.4 ソウルダンス|ソウルミュージックに身体を委ねる、ストリートの原型
- 2.5 サルサダンス|男女ペアで楽しむ、コミュニケーションが楽しいダンス
- 2.6 ポールダンス|女性らしいスタイルを目指せるダンス
- 2.7 レゲエダンス|ジャマイカの大衆音楽と言われ、特徴的なアクセントが魅力
- 2.8 ブレイキン(ブレイクダンス)|抗争から生まれたヒップホップ文化
- 2.9 コンテンポラリーダンス|定義づけが難しい、現代チックなダンス
- 2.10 ベリーダンス|アラブ方面の伝統的な踊り
- 2.11 フラダンス|2種類の主流がある、ハワイの伝統的なダンス
- 2.12 社交ダンス|競技性もある、男女でペアになった楽しむダンス
- 2.13 タップダンス|ダンスだけではなく、音を使うことも魅力
- 2.14 バレエダンス|柔軟性や体幹を強くし、集中力も高まるダンス
- 2.15 チアダンス|元気な振り付けが魅力でチアリーディングとは別物
- 2.16 アニメーションダンス|不思議な動きが特徴的なダンス
- 3 世界で楽しまれているダンスのジャンル16選!目的に合わせて選ぼう【まとめ】
【基準が大事】どんな理由でジャンルを選ぶのか|続けて楽しむために
自分に適したジャンルを選ぶには、どんな基準で選べばよいのでしょうか。
基準は人によって様々ですが、やはり「継続的にレッスンを受けられるジャンル」でないといけませんよね。
要は、自分が楽しめるものでなければならないのです。
ここでは、理由別に「こんな目的があったらこのジャンルがおすすめ」という具合で、オススメのジャンルをまとめていきます。
「初心者にも優しいダンス」を選びたいなら、K-POPやアイドル
全身を使った振り付けですが、キャッチーな振りが多くて覚えやすいのがK-POPのダンス。
韓国のグループには人気のあるアーティストが多いため、「あれもこれも」と習得したいダンスが続々出てくるのも、楽しいポイントでしょう。
また、韓国だけでなく、日本で活躍するアイドルのダンスもキャッチーなものが多いので、オススメです。
痩せたい、女性らしさのある振りを覚えたいなど、目的で選んでもOK
全身を使った動きの多いダンスなら、それだけダイエット効果も期待できるでしょう。
また、ベリーダンスやフラダンス、ガールズヒップホップといったジャンルを選べば、女性らしいセクシーな振りの多いダンスを楽しむことができます。
「痩せたい」「女性らしさを出したい」など、目的に合わせて選ぶという方法もあります。
好きな音楽があるなら、その音楽にマッチするダンスを選ぶ
もともとK-POPが好きだった、バンドのライブによく行くなど、ダンスに興味を持つ前から好きだった音楽ジャンルがあれば、それに合わせたダンスを習うのもオススメです。
もともと好きだった音楽に合うダンスなら、リズムが身体に染みついていたり、曲の雰囲気を感じ取りやすかったり、ダンスを覚えるうえでメリットとなる点も多いはず。
好きな音楽に囲まれて練習をするわけですから、「練習をしなければならない」という義務感に追われることも少ないでしょう。
好きなダンサーがいるなら、その人と同じジャンルを選べばモチベアップ
なかには好きなダンサーがいて、そのダンサーに影響を受けたことでダンスを習うことに興味を持った方もいるでしょう。
そういった方は、ダンスに興味を持ったきっかけになったダンサーと同じジャンルを練習すれば、モチベーションの維持につながるでしょう。
「いつかあの人と同じ振りを覚えるんだ」と心に決めれば、より楽しい練習になるはずです。
ジャンルを網羅!ダンスにはどんなジャンルがあるのか|ジャンル一覧
「初心者でも覚えやすい」「ダイエット効果があるもの」「憧れている人と同じもの」など、目的や理由に応じた選び方をすることで、楽しみながら継続させやすいと解説してきました。
ここからは、どんなジャンルがあるのか、有名なものや人気のあるものを筆頭に、16種類のジャンルを紹介していきます。
ヒップホップダンス|明確な定義はないが、フリースタイルの要素もある
ブレイキン(ブレイクダンス)やロックが流行した1980年代。
いろいろなジャンルのダンスを交えながら踊ることから、フリースタイルの波が来ます。
そのフリースタイルをヒップホップミュージックに合わせて踊るようになったことから、ヒップホップというダンスのジャンルが確立したと言われています。
イメージとしては、細かく機敏なステップが多く、華麗な足さばきが魅力ですね。
ストリート系のダンスと言われることもあります。
ジャズダンス|選曲の幅が広く、バレエの動きもみられる
ジャズと聞くと、クラシック系の音楽で落ち着いた曲調を想像する方が多いでしょう。
しかし、ジャズダンスとなれば、意外と選曲の幅は広く、なめらかさのある振りが多い印象です。
バレエのような振り付けが多いことから、身体の軸がしっかりしていることも大切で、身体の柔らかさも必要な要素でしょう。
これは大半のジャンルに言えることですが、ジャズダンスのなかでも細かく区分がされていて、一言で「ジャズ」といっても「スロージャズ」や「ジャズヒップホップ」など、いろいろな種類があります。
「ヒップホップ寄りがいいかも」「クラシック寄りのほうが落ち着いていて好きだな」など、細かい区分まで観察できる、よりダンスを楽しめるはずです。
ロックダンス|1970年代ころに流行った、手の動きがメインのダンス
こちらもストリート系の一種である、ロックダンス。
動きのなかに静止する動きがあることから、LOCKの意味でこの名がついています。
音楽のジャンルであるROCKではないので注意しましょう。
メリハリのある振り付けが特徴で、音楽はディスコ系やソウル系を用いることが多いので、これらの音楽が好きな方にオススメです。
ソウルダンス|ソウルミュージックに身体を委ねる、ストリートの原型
ストリートダンスの原型とも言われ、アメリカで生まれたとされるのがソウルダンス。
ジェームスブラウンやジャクソン5といったアーティストも、ソウルダンスに部類されます。
手軽にできるステップが多いことから、ダンス初心者の方でも楽しむことができるのが魅力です。
自由度が高いため、その分いろいろなことが表現でき、そのときのフィーリングで楽しめるのも、気軽に楽しめるポイントでしょう。
サルサダンス|男女ペアで楽しむ、コミュニケーションが楽しいダンス
キューバ生まれという説もあるサルサダンス。
これまで紹介してきたダンスとは異なり、ペアになって楽しむのが基本です。
同じサルサでも各地によって特徴があり、LAサルサ、NYサルサ、キューバサルサというものがあります。
それぞれステップを踏むタイミングに違いがあり、1拍目にステップを踏むのがLAサルサで、2拍目に踏むのがNYサルサ、キューバサルサに関しては、3と7拍目にアクセントを強めて踊るというのが特徴です。
各サルサによって楽しめるポイントが違いますので、このあたりも吟味しながら楽しむとよいでしょう。
スピード感のある情熱的な振りが多いので、身体を動かす目的でダンスを始めたい人には、サルサダンスがおすすめです。
ポールダンス|女性らしいスタイルを目指せるダンス
ダンスのなかでも珍しい、ポールという道具を利用したダンスです。
難しいイメージがありますが、柔軟性や体幹の強さなどが求められるので、引き締まったボディラインを目指したい方におすすめです。
セクシーな動きが多いため、女性らしい動きの多いダンスを楽しみたい方は、特にオススメのジャンルでしょう。
衣装もショートパンツやキャミソールなど、ダンスの衣装としては露出度の高いものが多く、セクシーさを追求できるダンスでもあります。
レゲエダンス|ジャマイカの大衆音楽と言われ、特徴的なアクセントが魅力
K-POPが韓国の大衆音楽であるように、レゲエはジャマイカで盛り上がっている大衆音楽です。
バックビートと言われるリズムの取り方が特徴的で、2拍目と4泊目にリズムをとるのが特徴。
女性が躍るイメージが強いダンスでもあり、開脚や腰を揺らす振りなど、官能的な魅力のあるダンスでもありますね。
そこに男性のダンサーが交わり、カップルになってダンスを楽しむことで、より幅の広いレゲエダンスを楽しむこともあります。
ブレイキン(ブレイクダンス)|抗争から生まれたヒップホップ文化
一説には、ギャングのあいだで行われていた銃撃戦などの争いが、ブレイクダンスで代用されていた、という話があります。
ヒップホップカルチャーの一つとして生まれているので、ヒップホップのなかの1つとしてカウントすることもできるでしょう。
争いの代替案として生まれたものなので、1対1のダンスバトルが主な表現の方法。
ウィンドミルやヘッドスピンといった、多くの人が知っているダンスの技は、ブレイクダンスの技として使われています。
コンテンポラリーダンス|定義づけが難しい、現代チックなダンス
現代的なダンスとして位置づけられているコンテンポラリーダンスですが、定義づけは難しいものと言われています。
そもそも現代的という表現があいまいなもので、音楽や美術的な要素と組み合わせたり、コンピュータのチカラを借りたり、表現の方法は数えきれません。
そういった意味では自由度の高いダンスともいえるので、「どのジャンルにすればよいか全く見当がつかない」という方は、自分の趣味趣向にあうダンスに出逢うまで、コンテンポラリーダンスの世界を覗き見してみるのもいいかもしれません。
ベリーダンス|アラブ方面の伝統的な踊り
世界のなかでも最も古いダンスだと言われているのが、ベリーダンスです。
主にアラブ方面で盛んなダンスで、歴史の長さからすると、ダンスではなく踊りと表現をしたほうが良いかもしれませんね。
アラブの女性は幼少のころからベリーダンスに触れているため、ほとんどの方が自然と踊れるようになるそうです。
日本で楽しまれているベリーダンスには、主流のものだけでなく、他のダンスを取り入れたものもあるので、一味変わったベリーダンスを楽しむこともできるでしょう。
フラダンス|2種類の主流がある、ハワイの伝統的なダンス
ハワイに伝わる伝統的なダンスとして知られるのが、フラダンス。
ゆったりとした動きに落ち着いた曲調の音楽で、リラックスした気持ちで見られるダンスという印象を持つ人もいるでしょう。
首にかける「レイ」と呼ばれる飾りや、貝殻などのアクセサリーと、南国を思わせる装飾品も特徴的です。
フラには、古典なものと現代のもの、2つのスタイルがあり、古典フラを「カヒコ」、現代フラを「アウアナ」と呼んでいます。
双方の違いとして挙げられるのは、動きの柔らかさやテーマの要素。
カヒコは力強い動作が特徴で、神話などを表現する振りが多い一方、アウアナはカヒコに比べて柔らかい動きが多く、カヒコよりも幅広いテーマで踊ります。
社交ダンス|競技性もある、男女でペアになった楽しむダンス
一言で社交ダンスといっても、ワルツやタンゴ、チャチャチャなど、いろいろな種類があります。
そのため、社交ダンスのなかでも得意不得意の差がでるかもしれませんね。
いまでは大会も開かれていて、ある種の競技のような側面も出てきましたが、もとは社交の場で楽しむためのダンスであり、男女でペアを組んで楽しむことが基礎にあります。
相手とのコミュニケーションを楽しむのもひとつの魅力ですので、様々な相手と組んでみるとよいでしょう。
タップダンス|ダンスだけではなく、音を使うことも魅力
ダンスというのは、流れてくる音に合わせて身体を動かし、技やステップを踏んでリズムを楽しむのが基本です。
しかしタップダンスの場合には、自分の足で床をたたくことで音を出し、自分自身で音色を作り上げていくことができるので、ほかのダンスにはない魅力を持っています。
自分で音を奏でることができるのは、ダンスとして珍しいですし、音と身体の動きを組み合わせることで、表現の幅も広がることでしょう。
フラなどと違って、タップダンス用に作られた靴があればどこでも練習することができるので、気軽に始められるところも特徴のひとつです。
バレエダンス|柔軟性や体幹を強くし、集中力も高まるダンス
イタリアが発祥とされていて、ヨーロッパを中心に栄えていった、バレエの文化。
白鳥の湖など、誰もが知る作品が多く存在しています。
見ているだけでうっとりしてしまうような身のこなしが多いバレエは、自分磨きに最適なダンスともいえます。
全身を使って表現をしていくので、体幹が強くないと踊り切れません。
また、柔軟性が高くなっていくので、日常生活のなかでもケガをしづらくなるでしょう。
それに加えて、頭から足のつま先まで気を配るのがバレエですので、集中力もついてきます。
自分の身体と向き合う時間としても活用できそうですね。
チアダンス|元気な振り付けが魅力でチアリーディングとは別物
元気いっぱいの振り付けが魅力で、若々しいイメージも強いのがチアダンス。
「チアリーディング」というものもありますが、振り付けがメインなのがチアダンスで、組体操のようにアクロバティックな振りが多いのがチアリーディングだとされています。
スポーツの試合ではハーフタイムショーとして披露することもあるため、競技としての意識よりも、エンターテインメントとして盛り上げることの役割のほうが多いでしょう。
チアリーディングほどではありませんが、チアダンスでもリフトなどアクロバティックな振りは使われるので、ダイナミックなダンスを楽しみたい方に、オススメです。
アニメーションダンス|不思議な動きが特徴的なダンス
日本で人気の「アニメ」と同じ意味の「アニメーション」ダンス。
コマ送りやスローなど、映像のアニメーションが語源になっています。
パントマイムやロボットダンスなど、不思議な感覚になるような振りが多く、映像を見ているかのように見せる、というのもアニメーションダンスの特徴でしょう。
なかには特定の映像作品のなかで見られる動きが由来になった技もあるので、特定のモチーフがあることも楽しみのひとつでしょう。
世界で楽しまれているダンスのジャンル16選!目的に合わせて選ぼう【まとめ】
フラダンスやベリーダンス、サルサダンスなど、世界の各地で盛んに踊られているもの、ブレイキン(ブレイクダンス)やヒップホップなど、世界中で若者を中心に楽しまれているものまで、いろいろな種類のダンスがありました。
痩せたい、セクシーな衣装が着たい、好きなダンサーと同じダンスを踊りたいなど、それぞれが思う目的に合わせてジャンルを選べば、楽しく練習ができ、その分上達も早まっていくことでしょう。
なかなか選び切れない場合には、実際に教室を見学したり、YouTubeなどで動画を見たりして、いろいろなダンスに触れることで、少しずつ自分に適したジャンルが見えてくるはずです。
モチベーションを維持しやすいジャンルを選んで、楽しくダンスに触れていきましょう。
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